地域資源活用塾 第2期【成果発表会レポート】

平成30年2月24日(土)、ラコリーナ近江八幡 たねや本社ビル2Fにて、「地域資源活用塾(第2期)」の成果発表会を開催いたしました。

◆ついに成果発表!

(これまでのレポートはこちら:DAY1DAY2DAY3DAY4

 

迎えた発表会当日、塾生のみなさんには早めに会場入りしてもらい、直前の発表練習を実施しました。

 

 

それぞれが完成度の高い発表資料を用意していますが、お互いに発表し合うと気になる点なども見つかり、アドバイスと資料の最終修正の時間となりました。

 

 

◆そして本番へ


13時に開場し、一般参加者の方々が入場されます。
発表開始時には、超満員となり、追加の座席の用意が必要なほどでした。

開会に際しては、地域資源活用塾の塾長である冨士谷市長の挨拶につづき、

市役所担当課(政策推進課)の岡村主事より、塾の全体概要などをご紹介いただきました。

 

◆各チームからの発表&質疑応答

 

〇Nishino-coチーム

琵琶湖最大の内湖である「西の湖」の特長を、「静寂」「非日常」に見出し、
人生の岐路に立つ人が一度立ち止まり、自分と向き合う機会を提供する場として
活用していくプランを立てられたNishino-coチーム。

メンバーの経験や、実際に体験してみた座禅、「お試しごと」で実施したマインドフルネスのイベントなどを踏まえて、軌道修正した今後のプランを発表していただきました。

質疑応答では、マインドフルネスの考え方にいたる経緯を掘り下げる質問が出たほか、

ソートレスネス(思考欠如)への対策として「西の湖を”考えごと”をするための場所で活用しても良いのでは」と今後の発展につながるような提案も寄せられました。

 

 

〇なくてもhappy!チーム

近江八幡への移住検討者の目線から、車が無くても楽しく暮らしていける仕組みづくりに取り組んだこちらのチーム。

「お試しごと」では、交通の専門家を講師に招き、意見交換会を実施されました。
当日は一般参加者も多く集まり、ライドシェアに向けた活動を希望する方からも意見が寄せられ、それをもとに活動を軌道修正。

有償で行うと法規制があるライドシェアですが、当面はボランティアメンバーを募りつつ、有償化に向けた活動をされていく旨を発表していただきました。

質疑応答では、高齢者の買い物支援などとして実施を熱望する声のほか、有償化に向けた独自の地域通貨の発行などのアイデアが寄せられました。

 

 

〇種まきチーム

「消費者との距離を近づける」ことを小規模農家の役割としつつ、その達成に向けた持続可能な農業のあり方のひとつとして「農業研修」の開発に取り組んだ種まきチーム。

各方面へのヒアリングや「お試しごと」を通じて、「いかに無理なく農業の関係人口を増やすか」に方向転換し、今後の活動案を練ってこられました。

成果として、自分が提供できるコンテンツの見直し、作業スケジュールの公開、ユニークなサポーター制度の企画が実現し、会場に向けて協力者の募集を呼びかけられました。

質疑応答では、スケジュールの公開や今後の発展可能性について高く評価する声や、観光関連の事業との連携などの提案が寄せられました。
一方で、自然相手の仕事であることから予定が変更になる可能性も高く、その点をどうクリアしていくかについてさらに議論が必要だという意見も挙がっていました。

 

 

〇町家活用しまっせ!チーム

空き町家の活用に向けたサービス開発に取り組んだこちらのチームでは、調査を通じてコスプレ(仮装)して写真撮影を行いたい方向けの事業を企画。

「お試しごと」では実際にコスプレイヤーの方に利用してもらい、使い勝手などについてのフィードバックを得てプランに磨きをかけてこられました。

 

DAY4の時点でも高い完成度でしたが、講義の「資金調達計画」を受けて、持続可能な事業プランに軌道修正され、「平日に仕事をしている(とくに若い)方」が積極的かつ持続的にまちづくりに関われる仕組みを作られました。

 

質疑応答では、プランの変遷について興味を持たれた方からの質問に加えて、実際に活用を一緒に行っていきたいという意見も寄せられ、今後の活動の可能性が広がりました。

◆全体講評

各チームからの発表後は、ご臨席いただいた委員の方々から講評をいただきました。

 

〇横山先生より

座長である滋賀大学の横山先生からは、ご同席いただいたDAY4からの各チームの進化について高評価をいただいたのち、アドバイスと激励をいただきました。

チーム結成から成果発表会にいたるまでのプロセスが非常に素晴らしい。年代も所属も異なる方々が、一つの課題に向けて取り組んでいることは非常に価値があるので、今後もこういった塾を続けていってほしい。

 

良い提言には、アイデアの奇抜さや発言者の地位・知名度より、徹底した地域のリサーチがなによりも必要。そういった意味でも、今回の発表は「現状の理解」と「処方箋」を提示できていて良かった。

 

今回発表された4つのテーマについては、それぞれの関係者や担当課(事業者や行政)が同席できていると尚良い。場づくりについて、今後さらに改良できるとさらに効果が期待できる。

 

 

〇山口先生より

山口先生には、本塾の難しい点(想いを事業につなげる、チームで取り組む、地域課題を解決する)などについて整理をしていただいたのち、各チームへのフィードバックをいただきました。

・Nishino-coチーム 

 現地のリサーチを通じて、「静寂」「非日常」といった特長を見出した提案が良い。
 手法について、瞑想以外にもウォーキングやただ寝転ぶことなどを取り入れていくのに加えて、対象人数についてもいくつかプランを想定できると広がりが出るのではないだろうか。

 

・なくてもhappy!チーム

 実施手法を考える段階で、有償と無償、地域の巻き込みや持続可能性について、丁寧に企画されていた点が素晴らしい。
 さらなる改善に向けて、利用者の生活を想像してみて、利用してもらいやすいシーンなどを調査すると良いのでは。
 ライドシェアの取り組みも、まったく新規で始めるのではなく、すでにある地域コミュニティとのつながりを活かしていくと実現可能性が高まると考えられる。

 

・種まきチーム

 完成度が非常に高い、現実的な提案で良いと感じる。サポーター制度に関して、年間を通じてコミットしてくれるメンバーをどう増やしていけるかが焦点になるのでは。

 

・町家活用しまっせ!チーム

 メンバーが生き生きと活動・プレゼンされていて良かった。今後は、事業自体の持続可能性を考えるうえで、コスプレイヤー以外の利用者も考えていく必要があるのでは。

 

〇冨士谷市長より

 塾長である冨士谷市長は、いずれのチームも近江八幡の地域資源について、深くリサーチしていた点が印象的だったとして、各チームにそれぞれコメントされました。

・Nishino-coチーム

 西の湖の静寂で感動的な風景を活かして心を癒すという発想は面白い。心を癒したい人たちの需要があると感じるし、同様の地域の資源としてお寺も担うべき役割である。

 

・なくてもhappy!チーム

 現状の地域交通の取り組みについて、民間事業が赤字のため市営バスも実施している。高齢者に限らず、若い人たちにも車がなくてもハッピーな生活をつくろうという考えは非常に素晴らしい。今後、具体的なアイデアも一緒に考えていく必要がある。

 

・種まきチーム

 現在の近江八幡市には年間480万人の来訪者がいる。体験農園として来訪者に対してサービスを作っていけると非常に需要が高いと感じている。また、農業以外にも、畜産や漁業など、多彩な体験が提供できるのも近江八幡市の可能性だと感じている。

 

・町家活用しまっせ!チーム

 魅力的な町家が空き家になっていることは大きな課題。また、現在人口減少してるとはいえ、子どもたちが増えて待機児童が増えてきていることも課題である。

 

・最後に

今回の4チームの提案から、観光客の分散ということに取り組むことが課題ではないかと感じている。

 

◆修了証書授与式

 講評後、冨士谷市長より塾生代表へと修了証書の授与を行いました。

 記念撮影をして、第一部は無事終了です。

◆パワーアップ会議

 その後、塾生と来場者が車座になり、「パワーアップ会議」を開催しました。

この時間では、各チームの取り組み内容に対して、来場者からのコメントやアドバイス、自分が一緒になってやってみたいことなどを受けて、どうすればよりよい取り組みになっていくかを話し合いました。

 

 

意見交換の結果、チームごとに今後の改善案も見えてきた様子。

今後の取り組みがどうなっていくか、非常に楽しみです。

今年度の本塾の開催はこれで一旦終了になりますが、各取り組みは続いていきます。それぞれ参画をご希望の方は、下記までご連絡いただけますと幸いです。


近江八幡未来づくりキャンパス事務局(まっせ内)

TEL:0748-47-2045

E-mail:info@massee.jp

 

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