公開講座【第6回 レポート】

2016年11月26日、今期最後の近江八幡未来づくりキャンパス公開講座を開催しました。

 

◆近江八幡未来づくりキャンパス 第6回公開講座

日 時:2016年11月26日(土) 14:00〜17:00
場 所:近江八幡商工会議所 特別会議室(滋賀県近江八幡市桜宮町231-2)
参加数:18名
主 催:近江八幡デザイン・カレッジ
(滋賀県立大学・近江八幡市・近江八幡商工会議所・安土町商工会・株式会社まっせ)

 

◆プログラム

第1部:話題提供「これからのコミュ二ティづくり」

第6回目では、滋賀県立大学の名誉教授、仁連孝昭氏より「これからのコミュニティづくり」をテーマに講話がありました。

 

講話の主題は、現代社会のコミュニティに対する疑問の投げかけがありました。

これまで培われてきたコミュニティは、維持運営に費用がかかるコミュニティになってしまったという実態を紹介。原因として、制度がうまく行き過ぎていたことをあげられています。そして、1人ひとりが自分たちで生きていけるコミュニティを考えていくことが私たちの課題であると指摘をされています。

そして、生活を支えている現在の仕組みが壊れたときには、様々な社会システムが崩壊してしまうことについて、震災などの具体的な事例や経験を参加者とも意見交換をしつつ、グループワークの導入でコミュニティが拠り所とすれば、どのようなコミュニティにすれば良いかということについてディスカッションへ移りました。

第2部:意見交換・ディスカッション

第2部では、仁連先生から議題の投げかけがあり、スタートしました。

 

全体を通して、次の2つの点についてディスカッションが進みました。

①例えば、いま、近江八幡市で地震や災害が起きてインフラがストップした際に、私たちはどのように生活をしていくことができるか。

②自立した生活を送るにはどのような備えが必要か。日常的なシステム、仕組みについて。

 

ディスカッションでは、様々な領域の話題があげられました。

>オープンガバナンスの必要性/災害時の土地の権利関係の課題/エネルギーの課題/教育の課題/コミュニティ再編の必要性/公・共・個の領域の課題/行政の課題など

今回は、少数で講師も運営者も全員参加でテーマを深掘りができた貴重な講座となりました。

 

第3部:滋賀県立大学COC 公募型地域課題研究 報告会

最後に、第3部では、平成27年度に実施された滋賀県立大学COC公募型地域課題研究事業の近江八幡市域での研究事業について成果報告を行いました。

ここでは、平成27年度に実施され「未来づくりキャンパス」とも関連の深い以下2つの研究事業の報告を行いました。

 

①近江八幡市における新しい人材育成拠点の実践と検証
研究代表者:松岡拓公雄(亜細亜大学/滋賀県立大学名誉教授)
地域連携研究員:田口真太郎(㈱まっせ)、根津暁子(NPO法人百菜劇場)

 

②西の湖の葦を利用した仮設パヴィリオンの基本デザイン
研究代表者:白井宏昌(環境科学部・教授)
地域連携研究員:田口真太郎(㈱まっせ)
研究分担者:松岡拓公雄(滋賀県立大学名誉教授)、永井拓生(環境科学部・助教)

 

松岡先生の発表では、未来づくりキャンパスが生まれるまでの産官学民連携による近江八幡での地域資源を活用した様々な活動の紹介もありました。これまでの活動があったからこそ、未来づくりキャンパスがスタートした際に、大学との連携もスムーズに進んで行ったことを改めて感じることができました。

 

また、永井先生の発表では、未来づくりキャンパスでのワークショップを通じて議論された琵琶湖や西の湖の「ヨシ」の有効活用に関する意見交換を踏まえ、ヨシパヴィリオンとして結実して行ったとても貴重な実践型の研究活動だということを確認しました。

 

◆まとめ

今期の公開講座は第6回で一度終了します。

公開講座を通じて、地元の高校生から年配の方まで本当に多くの方々に参加していただき、まちづくりについての対話を重ねることで参加者それぞれが深掘りをする機会となりました。

今後、ご協力いただいた大学や先生方とも、公開講座のフィードバックを行いながら、次年度以降の活動展開について協議して参ります。