地域資源活用塾【第3回 レポート】

12月17日に地域資源活用塾DAY3を開催しました。

DAY1(前編後編)、DAY2から約1ヶ月間の期間をあけての開催です。

DAY3では、各チームごとに前回作成した活動計画をもとに、地域でのヒアリングやアンケートなどの調査を実施していただいております。

 

また、今回の会場は、「近江八幡まちや倶楽部」をお借りして開催しています。

こちらの会場は、もともと江戸末期創業の酒蔵跡の町家を改装した空間です。

塾の部屋は、もともと「粕蔵(かすぐら)」として使われていたスペースで、大変趣のある面白い会場です。

◆スタッフミーティング

当日の講座が始まる前に、運営スタッフとコーディネーターの山元さん、メンターの皆さんと各チームの経過確認を行い、進捗状況について情報を共有しています。

また、各チームとメンターが感じている課題についても事前に協議し、当日の進め方について改善させていただいています。

 

◆day3スタート

day3のはじめに、会場の案内とday2の振り返り、day3の内容について共有しました。

 

◆各チームごとに地域調査結果の共有

チームごとに、約1ヶ月間に取り組んだ調査活動と、その結果について共有をしていただきます。

その前に、メンターとメンバーとで報告内容について情報整理をしていただきました。

 

各チームごとに、課題とするテーマもフィールドも異なります。

チームのリーダーが中心となって、メンバーさんが支える形で調査を実施し、データを集めてこられています。

メンターさんを中心に、どう報告すると他のチームにも共有しやすいか、意見交換を重ね、発表の準備を進めています。

 

◆各チームの経過報告

発表を7分、質疑応答7分、転換1分の最終報告会と同じタイムスケジュールで報告を実施していただきました。

調査活動を通して、各チームの活動の方向性がより明確になって来ています。

簡単に各チームの活動についてご紹介します。

 

○Aグループ:はぐくみ隊

Aグループのはぐくみ隊は、最もメンバーの多いグループです。

グループ内でも①空き家を活用したはぐくみと、②児童を対象としたはぐくみの大きく2つの活動が平行し進んでいます。

 

空き家を活用したはぐくみについては、実際に対象の物件をメンバーで確認し、どれくらい修繕が必要で、コストがかかるかの確認と、改修イメージづくりを進められています。

協力団体として、地域で活動するボランティアグループへヒアリングと協力依頼を進め、琵琶湖や八幡堀でのカヌーなどの活動拠点として活用できないか検討されています。

また、今後空家の簡単な掃除・除草作業をワークショップイベントを開催し、協力者を募りつつ、どういう居場所が必要かビジョンづくりも進めていくことを考えられています。

 

○Bグループ:見守りネット

Bグループは、安土町地域における独居老人や高齢者世帯の見守りを通じた、閉じこもりや寝たきりを防ぎ、認知症予防につなげていく活動に取り組もうとされています。新しく、高齢者のセーフティネットを構築することが目的です。

調査では、地元地域の実際にお一人の高齢者へのヒアリングや、身内の関係者などにヒアリングを実施されています。

現状の市内の高齢者は約10700人弱で、活動対象地区の人口は約3000名、80世帯、約2500名の高齢者農地40名以上が独居状態にあるというデータを報告されています。

ヒアリング調査を通じて、地域内のコミュニティがしっかりと根付いていることが明らかになりました。今後、調査結果を踏まえ活動計画をどうアップデートするかが課題です。

 

○Cグループ:手ぶらでおいしい体験型農園

Cグループは、近江八幡で農業をはじめたい人を対象に、実際に生産をされている農家の手伝いを通じて、ノウハウを学びながら一緒に農園づくりを行うことが目的に、新しい体験農園づくりに取り組まれています。

 

調査では、実際に市民農園をされている団体へのヒアリングや、農家へのヒアリング、これから農業をはじめたいと考えている方へのヒアリングを実施。

 

調査結果から、野菜を作りたい人と手伝って欲しい人の両側のニーズがあることを確認されていました。
しかし、作り手は過大に期待してしまうことと、手伝いたい人は重労働を想定していないことがあることもわかり、今後マッチングが課題になると考えられています。

 

○Dグループ:温かいスープ

Dグループは、①配食による社会的弱者への給食サポートと、②食事づくりによる障害者の雇用促進を目的に活動をスタートしています。

ヒアリングでは、市内で活動されている作業所さんやまちづくり協議会での子ども食堂の取り組み、社会福祉協議会などへヒアリングを実施され、グループの仮説のアップデートにつなげています。

ヒアリングでは、定性的な仮説だった内容が、少しずつ数値化され定量的な仮説づくりにつなげられています。

○Eグループ:西の湖リノベ

Eグループは、西の湖の景観整備を通じた賑わいづくりを目的に活動に取り組まれています。

調査では、ネットでの情報収集、地域での活動団体へのヒアリング、フィールドワークを実施され、現状を整理されています。

これまでに、同じ目的で活動されているワークショップやイベントが多数あったことが明らかになり、しかしどれも尻つぼみになって来ていることもわかりました。

今後、活動の先輩たちが何をどう工夫されていたのかを学び、困っていることをサポートすることで、継続的な活動支援もできないか検討を進めていかれるようです。

 

◆講義&ワーク「活動計画づくり」

各グループの経過発表と質疑、総括を終えてから、本日の目標である「活動計画づくり」のレクチャーの入りました。

まず、塾生の皆さんが最終的に本塾活動でどのような発表を求められているのか、奥出雲町の報告事例を共有させていただきました。

 

動画で発表の様子を拝見しましたが、7分で密度の濃い活動の報告をされていました。

みなさんの今後の活動のイメージにもつながる内容でした。

 

レクチャーの後に、グループごとに活動計画づくりを進めていただきました。

配布したフォーマットをもとに、各グループのメンターが解説しながらフォームを埋めていただきます。

 

◆お試しごと実行に向けた計画づくり

次回のday4、3月の報告会に向けて、各グループごとに活動計画を検証するための小さなお試しごとに着手していただきます。

本塾では、各グループの活動を支援するための少額の活動補助を実施します。

お昼休憩を挟み、午後からも引き続きグループごとに活動計画づくりを進めていただきました。

 

次回まで年末年始を挟みますが約1ヶ月半あります。

それまでに各グループで追加調査やお試しごとを実施していきます。